不動産初心者のための入門知識『不動産投資とは』

はじめに

皆さん不動産投資と聞いて、どのようなイメージをお持ちですか?

この記事を読んで頂いている方は、恐らく不動産投資や資産運用に興味がありながらも、一方で「失敗したくない」という思いがある方もいるのではないでしょうか。

当然且つ他の投資も同様ですが、不動産投資には特徴があります。

その特徴をきちんと理解して臨むことが、不動産投資を成功させるための鍵となります。

その上で、自分自身が不動産投資を用いてどんなことを目指したいか、何を実現したいかを考えて取り組むことが、何よりのポイントとなっていきますので整理して行いましょう。

不動産投資が選ばれる理由

世の中には多数の投資商品があります。

その中でも会社員、富裕層の方も含め皆さんが取り組まれている投資商品で多いのは、

〈株〉〈投資信託〉〈不動産投資〉かと思います。

その他にも最近は、仮想通貨も注目されてはいますが歴史としては比較的に浅い方ですね。

では、何故この選択肢のうち不動産投資をおすすめするのでしょうか。

既に投資を始めている方に聞くと、「数ある投資の中で、一番手堅いから」が最も多い回答でした。

投資なので、もちろん不動産投資にも一定のリスクはあります。

しかし、リスクをきちんと理解して、予めリスク対策を考慮した上で行えば、実は不動産投資で失敗することは少ないのです。

ただ、準備するにも「具体的に何に注意しなければならないか」「その対策はどう考え、どう準備したらよいのか」がわからない方も多いですよね。

従って、まずは「正しい知識を身につけること」が重要です。

不動産投資で所得を得る方法について

「不動産投資」と聞いたときに、大きな利益が出るのではないか、すぐに儲かるのではないかといったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には、不動産投資は、目先の大きな利益や儲かるといった話ではありません。

では何故、世の中の人は不動産投資を行うのか?

それは家賃収入により定期的な副収入“不労所得”になるからです。

〈不労所得=インカムゲイン〉とは

不労所得の計算式は下記のようになります。

家賃収入

ー管理費

ー修繕積立金

ー管理代行費(←※管理会社に管理代行を委託する場合)

ー月々の融資返済(←※銀行融資の残債がある場合)

=不労所得( =キャッシュフロー /月 )

また、日本では1990年代前後、言わば好景気であったバブル期では売却益を目的としたキャピタルゲイン狙いの不動産投資という手法もありました。

その反面、当時の融資金利は今よりもっと高く5%を超えるのも珍しくなかったのです。

参考:https://www.flat35.com/loan/atoz/06.html

〈売却利益=キャピタルゲイン〉とは

売却利益の計算式は下記のようになります。

物件売却価格

ー該当所有物件の残債額

ー仲介手数料

ー譲渡税 (※発生する場合としない場合もある)

ー金融機関への融資の繰り上げ返済手数料 (※各金融機関の定めによる)

ー司法書士料金 (※登記抹消手続き代行料金のことで各司法書士により変動)

ーその他 (※そのケースにより追加発生)

=売却利益 (※最終的に手元に残る利益 )

不動産投資を成功させるためには、それぞれのメリットなどを知っておくことも大事な要素となります。

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初級者向けブログ「不動産投資ならではのメリット」

他の投資との効果的な組み合わせ方

不動産投資と株やFXでは、投資の種類が違います。

左が株やFXといった短期投資のイメージ、右側が不動産投資のような長期投資のイメージです。

株やFX、為替といった短期投資では、安く買って高く売るという差額で利益を出していきます。

比較的少額から誰でも挑戦しやすいというメリットはあります。

反対にハイリスク・ハイリターンの投資方法で、たくさん利益を出せるときもあれば、大きな損失を出してしまう時もあります。

また流動性が高く、株価や為替は変動していくものなので、常に状況を把握しておく必要があり、手間と時間はかかります。

長期投資である不動産投資では、入居者が入っている期間は、ある程度放置していても安定した家賃収入が入ってきます。

自分が所有した物件に入居者がいる限り、家賃収入は毎月入ってきます。

まとめると、

家賃収入で安定した収入がずっと入ってくるシステムを作り、

株やFXなど短期投資も加えることで、不労所得(安定収入)+短期投資(一時利益)となり、ダブル収益が見込める形となりますね。

不動産投資をする上では短期の株やFXとは違い、長期の目線を忘れずに持っておくことが重要です。

まとめ

不動産投資を始める際は自分の目的を明確にした上で、投資の種類やそれぞれのメリット、リスクなどの知識をしっかりと身につけ、長期的な目線で臨むことが重要です。

現代では多くの情報が簡単に取得できる時代ですが、それだからこそ、自身の状況や目標に合った方法を整理することも非常に大切です。

そこを心掛けて進めて頂くことを是非おすすめします。